農業の
未来に向けて

地球環境を大切に守り、農業を未来に受け継いでいくことも私たちの重要な使命です。

畜産や農業で発生する廃棄物を資源化する循環型農業をはじめ、持続的な農業経営のために私たちが推進している3つの取り組みをご紹介します。

土

循環型農業を確立

家畜の排泄物や食品製造で出るゴミなどを資源として再生利用し、人にも地球にも優しい持続可能な農業を実現します。

課題背景

養豚場からは毎日、豚の排泄物が出ます。食物から栄養を摂り、排泄をすることは生き物ならば当然です。ただ、その排泄物の扱い方をどうするかが問題です。廃棄物として処理するのか、それとも資源として再利用するのか。いずれにしても、費用がかかります。

具体的な取り組み

資源を活用する流れの構築

Ark館ヶ森は当初から循環型農業を模索してきました。養豚場から出る豚の排泄物だけでなく、レストランやハム工房での製造工程で出る生ゴミを集め、有機肥料に仕上げています。その肥料は自社の畑に利用しているほか、近隣の農家にも愛用されています。畑で収穫した小麦や野菜は、牧場内のレストランでの調理、豚まんやパン・スイーツの製造で使用しているほか、直売所や通販でお客さまにもお届けしています。この流れこそ、私たちが実現した循環農業の形です。資源の有効活用を通じて、持続可能な農業を確立しています。

3畜種の原料混合肥料

肥料生産では希少である豚、鶏、牛の3畜種すべての原料をもとに、窒素、リン酸、カリウムのバランスが非常に優れた肥料製造を実現しています。

自然由来の原料

グループ内における家畜の排泄物や食品残渣物を中心に、一関市内の畜産排泄物及び、食品残渣物などの自然由来の原料を主に活用し、有機質肥料を製造しています。

長期発酵熟成&高温好気性発酵

高温域の好気性発酵の工程を経ることで雑草種子や病原菌を死滅させ、安全性の高い肥料を実現。また長期発酵熟成工程(約60日〜90日)を経ることで十分な分解工程を経た完熟肥料となります。

“腐植”の効能

「腐植」は長い年月をかけて土壌中の微生物によって分解されることで生成される有機物です。この「腐植」を多く含んだ土壌はその団粒化を促進し、塩基イオンも多く保持できるため、高い保肥力も実現します。

有機肥料製造施設
関連企業

自社グループ企業で有機肥料を製造・販売

家畜の排泄物や食品残渣などを収集し、価値ある有機肥料を製造・販売。自社グループ内で活用するほか、地元の農家にも提供しています。

農薬不使用の野菜

農薬不使用有機栽培への挑戦

食の安全と環境保全を目指し、農薬や化学肥料に頼らない自然本来の力を生かす農業を貫いています。

課題背景

Ark館ヶ森の土地は、1980年代に国営の農地開発事業として木を伐採して開拓されました。ところが粘土質の土だらけの砂漠のような土地で、畑土としての養分が全くないため、当初なかなか担い手がありませんでした。私たちがこの土地に出会ったのはそんな時です。

具体的な取り組み

01 全ては土づくりから

「日本の農業を逞しく蘇らせ、夢のある産業として次世代に引き継ぐ」という想いを持っていた創業者が立ち向かった100haにも及ぶ広大な土地。そのままでは作物づくりに適さず、最初は途方に暮れました。でも、物は考えようです。これまで農業に使われてこなかったということは、農薬や化学肥料が全く使われていない処女地だということ。「せっかくのきれいな畑なら、それを生かした農業をしよう」と決意し、まずは土づくりから始めました。それが豚の排泄物からつくられた堆肥を利用した有機農業の始まりです。

02 自然の力を信じて

最初につくったのは岩手の南部小麦。土づくりをしながら、徐々にハーブや野菜の栽培へと広げていきました。今も農薬不使用を貫いているため、活発に活動する畑の微生物たちの量が多く、調査機関からもお墨付きをいただいています。

03 農薬不使用栽培への想い

農薬不使用栽培は、とにかく手間がかかります。最大の難題は雑草。東京ドーム2個分に相当する約10haの小麦畑は、毎年初夏にスタッフ総出の早朝作業で除草します。取り切れずに雑草に負けて収穫できなかった畑を、無念にも青刈りしたことが何度もあります。農薬不使用栽培は、一般的な栽培方法ほどの収量が上がりません。でも、安心して食べていただける小麦のパンや豚まん、お菓子に姿を変えて食卓にのぼることができます。喜んでくださる皆様の笑顔を思い描きながら、強い想いで日々農業に励んでいます。

有機肥料

有機肥料

畜産や農業で生まれる排泄物、野菜くず、レストランや加工場の生ゴミなどを有機肥料へと再生。捨ててればゴミとなるものに新たな役割を与え、地域資源循環と持続可能な農業を支えています。

農薬不使用

農薬不使用

野菜や小麦が持つ本来の力を引き出すため、できる限り自然に寄り添った栽培を実践。余計なものに頼らず、環境にも配慮した農薬不使用栽培に取り組んでいます。

有機JAS認定

有機JAS認定

有機JAS認証を取得し、栽培から管理まで厳格な基準に基づいた有機農業を実践。作物本来の力を引き出しながら、環境にも配慮した農づくりを行っています。

有機小麦

有機小麦

土の健康と作物本来の育つ力を大切にし、有機JAS基準に沿った有機小麦を栽培。環境負荷に配慮しながら、持続可能な農業を実践しています。

農薬不使用野菜
おいしい、安心、牧場直送

Ark館ヶ森の農薬不使用野菜

Ark館ヶ森にあるファームマーケットでは、自社グループでつくった有機肥料を使い、農薬を使わずに育てた「安心野菜」を季節に合わせて数多く取り揃えています。

里地・里山

里地・里山保全への取り組み

農地開発で荒廃が進んでいた館ヶ森を再び豊かな土地にするために、色とりどりの元気な花木が育つ環境を整えています。

課題背景

私たちが来た当初、館ヶ森地域は農地開発によって緑豊かな山々が消え失せ、赤土の荒地のような風景が広がっていました。それを目にした創業者は「ここに 21世紀までに21万本の木を植えよう!」と決意しました。

具体的な取り組み

癒しと感動のガーデンづくり

30年以上に及ぶ植樹活動により、現在ではつつじや辛夷(こぶし)、木蓮、桜、梅、やまぼうし、山茱萸(さんしゅゆ)、樅(もみ)、もみじ、どうだんなど、さまざまな花木が牧場の四季を彩ります。そのほか、ラベンダーやローズ、ハーブの3エリアで構成される「薫る風のガーデン」、チューリップやサルビアなどが咲き誇る「夢見ヶ丘ガーデン」や「虹の丘ガーデン」、菜の花やひまわりなどが四季を彩る「輝きの丘」などがあり、Ark館ヶ森を訪れる人々に癒しと感動を与えてくれています。

薫る風のガーデン

薫る風のガーデン

ファームエントランスのエリアに広がる、ラベンダーガーデン、ローズガーデン、ハーブガーデンから成る英国風庭園。季節毎のハーブと花の香りを楽しみながら、ゆっくり散策をお楽しみください。

夢見が丘ガーデン

夢見が丘ガーデン

約1ヘクタールの敷地に、夢のような光景が広がるガーデン。春のチューリップをはじめ、季節毎の花々をお楽しみいただけます。

虹の丘ガーデン

虹の丘ガーデン

春はチューリップ、夏から秋は年毎に選ばれた華やかな花々が咲き誇り、虹のように様々な色彩が楽しめます。

輝きの丘

輝きの丘

周辺の山々とArk館ヶ森の牧場が一望のもとに見渡せる絶景ポイント。

フラワーガーデン
牧場を彩る緑と花々

Ark館ヶ森のフラワーガーデン

広大な敷地内には多種多様な花々や樹木が植えられ、自然の豊かさを身近に感じることができます。四季折々に表情を変える館ヶ森の風景を存分にお楽しみください。